みなさまごきげんよう。

春は忙しい。
誰にも当然のことです。

寒い夜には雪が降るのと同じように。


そんな時、僕はマーク・ザッカーバーグ氏のことを考えます。
世界を震撼させるサービスを提供し続け
日々億千の耳目を集める多忙な日々。

それに比べれば
嗚呼なんと優雅な余暇に恵まれた毎日か、と。


そんなザッカーバーグ氏。
目にされた方も多いかもしれませんが
先日FacebookのIPO申請書類に添付されていた手紙に
こんな言葉が添えられていたそうです。

0208002

~Done is better than perfect.~

いかにもIT長者らしい
ドライで先進的な考え方です。
(ザッカーバーグ氏の言葉ではなくモットーとしてFacebook社に貼ってある言葉だそうですが)

ビジネスの世界は日々加速しており
いわゆる「やってみろ、形をみせろ、失敗して考えよ」
そんな風潮を象徴する言葉。

最近ではもはや
ブレスト(Brain Storming)なんて言葉すらもう古い!
机上で争う前に出してしまえ!
というある種乱暴なまでのスピード重視社会になりつつあるようです。


そんな考察のなか
かの歌人、鴨長明の「方丈記」を思い出しました。

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。」

そう、長明は留まることを常と考えず
「世は常に流れていくものである」
と説いております。
これも時代は違えど「加速」の考え方。※解釈は筆者の独断によります。


昨今よく耳にする
決まった職場を持たないNomadワーカーといった
ビジネススタイルも「方丈記」の“手ぶら最速思想”に
基を同じくしているように思います。
tyoumei


だからといって
よっしゃ!スピードじゃー!!
ザクッと作ってリリースしたれー!
ではなく
加速は誰にでもできることではないということ。
とどまるところはとどまるということ。

その中で加速する社会に漕ぎ出しましょう。


よどみに浮かぶうたかたも“消えて結ばず”では
行く川の流れも糞もありませんから。


鴨長明著:方丈記
(引用:青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/)
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