ひとりでディズニーランドを楽しむ“ひとりディズニー”や
ひとり客向け専門カラオケ登場など、
ひとりで外出やレジャーを楽しむ
ひとり消費が増えている
a0777_000010
※日本産業地域研究所首都圏と近畿圏に住む520~40代の未婚者対象調査
(2013年3月13日 日経MJより)

特に20代はそれよりも上の世代に比べ、
交流サイト(SNS)を使いこなしていることにより、
ひとりでいてもすぐに友人と連絡が取れるから、
外食やレジャーをひとりで楽しんでいても
寂しくないという割合が高い

また、20~40代全体では
ひとり好きで連絡は一切遮断の
真性ひとり派”が最多の46.0%に比べ、
友人らと一緒のほうが好きだし、
ひとりでいても連絡を取りたいという
アンチひとり派”は最下位の10.9%に留まった

また、20代では
ひとりが好きだが友人らと連絡を取り合いたいと望む
仮面ひとり派”が21.3%と2割を超え、
30代・40代より多い

この仮面ひとり派は
ひとり消費が昨年より増えた人が多く、
消費リーダーとみることもできるという
ただ、わりと消費の中身はオーソドックス
冒頭に挙げたひとりディズニーはわずか0.9%

 外食では
  男性→牛丼55.6%
  女性→セルフ式喫茶64.0%がトップ

 今後もひとりで楽しみたいレジャーは
  男性→国内旅行
  女性→映画館

男女年代別でみると、
男性の消費リーダーは40代
女性では20代。若年から新しい消費文化が生まれつつある

また調査では、
老後のためにもひとりでも楽しめた方が良いかどうかも尋ね、
結果、当てはまる、まあ当てはまると回答した人が全体の75.7%を占めた
20代でも69.5%と約7割が老後を思う気持ちがあるよう

充実した老後へのレッスンとしても
ひとり消費は拡がるという見解


他に欲しいサービスとして、
ひとりビュッフェひとり客用ファミレスなど、
顧客が全員ひとり客であることを求める声が目立ったそうだ

ニーズ拡大の一方で周囲の目が気になる人はまだ多く、
ひとり客が気後れせずに自然に楽しめるような工夫が求められている



今ひとりで食事をしていてもそれを多くの友人が共有。
恋人との記念日をまた多くの人と共有。
仕事の行きも帰りも、ショッピングも、旅行も
うん、今はそういう時代

価値観の共有や、ひとりで抱えていたことの吐き出しによって、
つながったり幸せになったりする。
そこに潜む危ない橋も、時代と共にたくましく超えてきた

私が20代の頃、かなりぼんやりとしていた老後は
今の時代では年代・性別・地域・国境を超えた交流により、
断然視野が広くなっている
今では老後のためにSNSでの交流を深め、
寂しくないビジョンを描いている20代

ただ、この膨大な交流の後に、
ひとり消費が増えているデータに少しばかり違和感を感じたのも事実

リアルを一切遮断しているデータが一番多いのも
バランス不足を感じる

つながり疲れを癒す動きもあるなかだが、
浅くもないが広くなりすぎた関係性を
現代人はバランス良く維持する必要があると思いました

街を歩いていても目に見えないWeb上の交流は激しさを増し、
リアルがひとりでもそれを感じずに済む

“ひとりでいても寂しくない”は大交流の産物
ただそこに参加しないことがコミュニケーション不足にもなってしまう

リアルな一人ひとりと深まるSNSと
それに偏りきらない時代になれば良いなと思いました

blog_icon_sawa

※弊社商品およびサービス以外の記事内容およびリンク元の内容については、弊社では対応いたしかねますのでご了承ください。