(2013年10月21日 日経MJより)
少子化や若者の車離れで閉鎖に追い込まれる教習所がある中、
プラスαのサービスで人気を高めている3つの教習所をご紹介
◇島根県 Mランド益田校(益田ドライビングスクール)
地方でありながら年間6千人を集客し、全国でも上位5位に入る卒業生を誇る
ピーク時には400人が受講
人気の一つ
合宿教習生の夏の朝は早い
6時半より校内のトイレ掃除から始まる
掃除の定員は20人だが、多い時は定員いっぱいの参加になり、
天井から便器までピカピカになる
さらに、
1日の教習が終わると、今度は教習生が教習車を洗車してピカピカにする
いずれも教習生のボランティア活動の一環で、
参加するとMランド内のみで流通する地域マネー『Mマネー』がもらえ、
様々なサービスを受けられるというもの
単位は「ダラー」で100円
トイレ掃除は初回12ダラーで2回目以降は5ダラー
洗車は3ダラーといった具合
Mランド内にある売店やカフェで使用できる通貨は
このMマネーのみ
缶ジュースは1.2ダラーで、カプチーノは2.5ダラーといったぐあい
教習生がボランティア活動で取得し、教習所内で流通するMマネーは
年間10万ダラーになり、1千万に達する
ボランティア活動に力を入れる理由は
「教習所を卒業した10~20年後にも役立つ経験を提供し、
感動してもらうことが他校との差別化につながる」と小河二郎会長はいう。
東京ドーム約4個分の20万㎡を誇る敷地にはゴルフ練習場や
岩盤浴施設も整備し、こちらも支払いはMマネーとなっている
教習所はリピート客が生まれずらいので、口コミが極めて重要
これらのサービスでMランドの新規教習生の9割が
友人や知人からの口コミで来校しているという
Mランド益田校 益田ドライビングスクール
◇長崎県 五島自動車学校
長崎空港から39人乗りのプロペラ機で30分の場所にあるこちらの教習所
五島列島最大の島 福江島にある
こちらは“乗馬ができる”ことで人気が高い
1回の乗馬時間は約15分
最初は引き馬、2回目は並足、3回目は駆け足
合宿中に乗馬できる回数は3回だが、
空いていれば何度でも乗馬できるらしい
約2週間の合宿期間中10回乗馬する人もいるという
以前は豊かな自然をウリにしていたが、
夏以外はアピール力が弱く、
打開策として乗馬サービスが誕生
2005年は近くの牧場と契約していたが、好評なので
2007年には敷地内に馬場を設けたほど
90年前後には年間1000人いた教習生は現在700人程度に減ったが、
合宿教習生は400人と増え続け、経営を支えている
車の運転がうまくできず落ち込んだ時、乗馬で癒されるとの声があり、
“乗馬”が集客の大きな武器となっている
馬とふれあえる!五島自動車学校
◇東京都 武蔵野市 武蔵境自動車教習所
人気の秘密は“サカイパラダイス”
日替わりでネイルサービスやマッサージ、入浴剤作り教室などを
実施するスペースがある
いずれも価格は100円と格安のため、
予約受付を開始するとすぐに埋まってしまう人気ぶり
それにより、
講習が無い日でもサービスを受けに教習生が集う
他にも花火大会や餅つき大会など季節のイベントを開催し、
教習生を飽きさせない工夫を凝らす
もちろん教習シーンも丁寧で、
始業ベルが鳴ると、ロビーで待つ教習生を教官が迎えに行く
もちろん笑顔で
教習車に着くと、教官が教習生のためにドアを開ける徹底ぶり
「生徒」ではなく「お客様」としてお迎えしようという姿勢がうかがえる
ロビーの壁には卒業生から高い評価を得た
教官上位20人の顔写真を張り出し、
指導や接客で競争を促している
教習所は教育の場ではなく、サービスの場。
いい思い出を作って卒業して欲しいと高橋社長はいう
普通免許の取得料金は約29万円で、平均よりも4万円程高いが、
教習生の数は右肩あがりで4年連続増加している
90年代は悪評高い教習所だったが、
“都内一の教習所を目指す”という原点に立ち返り、
『本当に必要なものは何か』を追求した結果、
良い方向に向かうことができたと吉田所長はいう
サービスを磨き上げて、
時代の変化に揺るがない上質なサービスを生み出すため、
社員教育に力を入れている
武蔵境自動車教習所 東京で自動車免許を取るなら東京車人
教習所に通うと、
拘束時間の長さから
飲食代がかかったり、時間つぶしにお金を使ってしまうこともあるが、
Mランド益田校ではボランティア活動をすることで、
楽しみながら余計な出費が抑えられる
また、立地が多少不便でも、
合宿という滞在型の教習を、
乗馬という非日常的体験で充実させることで
人気を博しているのが五島自動車学校
今、何かと話題の“お・も・て・な・し”だが、
経済産業省主催の
おもてなし経営企業選50社に選ばれたのが武蔵境自動車教習所
キャッチコピーが“社員が自慢の~”とあるように、
人気の高さはサービス以上に“人”にある
おもてなし経営企業選
本来教習所は免許を取得するところ
それがまずきちんと習得できるからこそ、プラスαが光る
日々、スポーツクラブの販促を考える上で、
やはり行きつくところは“人”や“そこにしかないサービス”に
行きつくなることは多い
勝手に来て、トレーニングして、帰るといったスタンスの店舗もあるが、
ほぼ、対“人”で運動をする場所なのがスポーツクラブ
インストラクターやスタッフの
美容・健康のサポートが太い軸になっているからこそ、
プラスαがあればより光る
参加率の低さを打開する策は、
この3つの教習所からも見えそうですね
※弊社商品およびサービス以外の記事内容およびリンク元の内容については、弊社では対応いたしかねますのでご了承ください。
少子化や若者の車離れで閉鎖に追い込まれる教習所がある中、
プラスαのサービスで人気を高めている3つの教習所をご紹介
◇島根県 Mランド益田校(益田ドライビングスクール)
地方でありながら年間6千人を集客し、全国でも上位5位に入る卒業生を誇る
ピーク時には400人が受講
人気の一つ
合宿教習生の夏の朝は早い
6時半より校内のトイレ掃除から始まる
掃除の定員は20人だが、多い時は定員いっぱいの参加になり、
天井から便器までピカピカになる
さらに、
1日の教習が終わると、今度は教習生が教習車を洗車してピカピカにする
いずれも教習生のボランティア活動の一環で、
参加するとMランド内のみで流通する地域マネー『Mマネー』がもらえ、
様々なサービスを受けられるというもの
単位は「ダラー」で100円
トイレ掃除は初回12ダラーで2回目以降は5ダラー
洗車は3ダラーといった具合
Mランド内にある売店やカフェで使用できる通貨は
このMマネーのみ
缶ジュースは1.2ダラーで、カプチーノは2.5ダラーといったぐあい
教習生がボランティア活動で取得し、教習所内で流通するMマネーは
年間10万ダラーになり、1千万に達する
ボランティア活動に力を入れる理由は
「教習所を卒業した10~20年後にも役立つ経験を提供し、
感動してもらうことが他校との差別化につながる」と小河二郎会長はいう。
東京ドーム約4個分の20万㎡を誇る敷地にはゴルフ練習場や
岩盤浴施設も整備し、こちらも支払いはMマネーとなっている
教習所はリピート客が生まれずらいので、口コミが極めて重要
これらのサービスでMランドの新規教習生の9割が
友人や知人からの口コミで来校しているという
Mランド益田校 益田ドライビングスクール
◇長崎県 五島自動車学校
長崎空港から39人乗りのプロペラ機で30分の場所にあるこちらの教習所
五島列島最大の島 福江島にある
こちらは“乗馬ができる”ことで人気が高い
1回の乗馬時間は約15分
最初は引き馬、2回目は並足、3回目は駆け足
合宿中に乗馬できる回数は3回だが、
空いていれば何度でも乗馬できるらしい
約2週間の合宿期間中10回乗馬する人もいるという
以前は豊かな自然をウリにしていたが、
夏以外はアピール力が弱く、
打開策として乗馬サービスが誕生
2005年は近くの牧場と契約していたが、好評なので
2007年には敷地内に馬場を設けたほど
90年前後には年間1000人いた教習生は現在700人程度に減ったが、
合宿教習生は400人と増え続け、経営を支えている
車の運転がうまくできず落ち込んだ時、乗馬で癒されるとの声があり、
“乗馬”が集客の大きな武器となっている
馬とふれあえる!五島自動車学校
◇東京都 武蔵野市 武蔵境自動車教習所
人気の秘密は“サカイパラダイス”
日替わりでネイルサービスやマッサージ、入浴剤作り教室などを
実施するスペースがある
いずれも価格は100円と格安のため、
予約受付を開始するとすぐに埋まってしまう人気ぶり
それにより、
講習が無い日でもサービスを受けに教習生が集う
他にも花火大会や餅つき大会など季節のイベントを開催し、
教習生を飽きさせない工夫を凝らす
もちろん教習シーンも丁寧で、
始業ベルが鳴ると、ロビーで待つ教習生を教官が迎えに行く
もちろん笑顔で
教習車に着くと、教官が教習生のためにドアを開ける徹底ぶり
「生徒」ではなく「お客様」としてお迎えしようという姿勢がうかがえる
ロビーの壁には卒業生から高い評価を得た
教官上位20人の顔写真を張り出し、
指導や接客で競争を促している
教習所は教育の場ではなく、サービスの場。
いい思い出を作って卒業して欲しいと高橋社長はいう
普通免許の取得料金は約29万円で、平均よりも4万円程高いが、
教習生の数は右肩あがりで4年連続増加している
90年代は悪評高い教習所だったが、
“都内一の教習所を目指す”という原点に立ち返り、
『本当に必要なものは何か』を追求した結果、
良い方向に向かうことができたと吉田所長はいう
サービスを磨き上げて、
時代の変化に揺るがない上質なサービスを生み出すため、
社員教育に力を入れている
武蔵境自動車教習所 東京で自動車免許を取るなら東京車人
教習所に通うと、
拘束時間の長さから
飲食代がかかったり、時間つぶしにお金を使ってしまうこともあるが、
Mランド益田校ではボランティア活動をすることで、
楽しみながら余計な出費が抑えられる
また、立地が多少不便でも、
合宿という滞在型の教習を、
乗馬という非日常的体験で充実させることで
人気を博しているのが五島自動車学校
今、何かと話題の“お・も・て・な・し”だが、
経済産業省主催の
おもてなし経営企業選50社に選ばれたのが武蔵境自動車教習所
キャッチコピーが“社員が自慢の~”とあるように、
人気の高さはサービス以上に“人”にある
おもてなし経営企業選
本来教習所は免許を取得するところ
それがまずきちんと習得できるからこそ、プラスαが光る
日々、スポーツクラブの販促を考える上で、
やはり行きつくところは“人”や“そこにしかないサービス”に
行きつくなることは多い
勝手に来て、トレーニングして、帰るといったスタンスの店舗もあるが、
ほぼ、対“人”で運動をする場所なのがスポーツクラブ
インストラクターやスタッフの
美容・健康のサポートが太い軸になっているからこそ、
プラスαがあればより光る
参加率の低さを打開する策は、
この3つの教習所からも見えそうですね
※弊社商品およびサービス以外の記事内容およびリンク元の内容については、弊社では対応いたしかねますのでご了承ください。